日本の空を統べるトリトンブルー。現在航空業界は窮地に。
銘柄 | ANAホールディングス |
銘柄コード | 東証1部 9202 |
優待権利月 | 3月末 9月末 |
優待内容 | ①国内線片道1区間株主優待割引運賃で利用可 100株以上 1枚(100株超過分は100株ごとに1枚増) 400株以上 4枚(400株超過分は200株ごとに1枚増) 1,000株以上 7枚(1,000株超過分は400株ごとに1枚増) 100,000株以上 254枚(100,000株超過分は800株ごとに1枚増) ※各便の混雑状況により販売座席数に制限あり ②ANAグループ優待券 100株以上 1冊 ※IHG・ANA・ホテルズグループジャパン優待、国内・海外パッケージツアー商品優待、空港内売店買物優待など ③株主様専用サイト 100株以上 株主優待情報、ANA機体工場見学会の申し込み、ANA株主様カレンダーの選択など ④ANA株主様カレンダー 100株以上 1部 |
株価(4月5日現在) | 2197.5円 |
優待利回り | 2.73~3.64%(100~400株の場合) |
優待到着日 | 3月末 2019年5月11日 9月末 2019年11月9日 |
長期保有制度 | 無し |
制度信用 | 可能 |
人気度 | A |
ヤフオク等換金率 | 1枚3000円~4000円 |
一般信用取得難易度 | A |
おすすめ度 | A |
コロナ問題で最も影響を受ける業界の一つであり、大袈裟でも何でも無く経営危機に直面しています。終息には少なくとも1年以上はかかると言われていますが、それまで維持できる体力があるのか否か。救済は入ると思われますが、優待が維持されるかは特に注意が必要です。
さて、航空会社の主な優待はANAとJALの2社になります。個人的には陸マイラーとして比較的貯めやすいANA派なのですが、JALのサクララウンジも好きです。サービスとしては甲乙つけがたく、さすが日本のキャリアといった所でしょうか。
優待は1枚につき50%引きというシンプルなもの。実際のところは早割やマイルの方が良いケースが多く、自己使用は出張や急な冠婚葬祭など、やや限定された使い方になります。国内便でSFC修行をされる方も使いますかね。
換金率は年によって上下はありますが、安定して良好です。需給状況によってはダブつく傾向にあります。3800円で及第点、4000円以上で売れればラッキーでしょうか。勿論、現在の価格は暴落しています。
取得株数は100株につき1枚ずつ増えていく、100株~400株が最も利回りが良くなります。次の1枚の増加は600株になりますので、400株がひとまず目標とする所です。次は1000株ですが、ここがギリギリのラインでしょうか。それ以上は資金が有り余っている方向けになります。より利回りを求めるのであれば他に資金を回した方が良いでしょう。
他、ANAグループ優待券は冊子で来ますが、使用する機会は多くありません。ANAFESTAで使える買物10%引きを使うぐらいですかね。ANAカレンダーは卓上型と壁掛け型があります。飛行機好きにとっては何気に嬉しい優待です。換金する場合、壁掛け型の方が若干価格は高いです。
人気のある銘柄ですが、取得は株数の多さもあって容易です。ただ、JALと比較して投資額に対し、貰える枚数が多いために、JALよりは若干無くなりやすい傾向にあります。気持ち少し早めに、という感じが良さそうです。
また2020年3月分は売り禁規制があり、直前の一般信用売りができなくなってしまった、という事件がありました。3月は極めて特殊な相場でしたのでイレギュラーではありますが、念のため信用残高の状況は確認した方が良さそうです。
おすすめ度はAです。しかし、しばらくは大変厳しい環境が続くと思われます。ANA派としては復活を切に願っています。
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